FC2ブログ
そのブログ、雑食系につき ~新・気づかれないうちに~
1000回を節目に、プチリニューアル。 日記とか雑談がメイン、たまに戦国時代・時事ネタ・人生観など。
【関心事】相撲だけの話じゃない。 絶ち切れるか、暴力の再生産。
こんばんは。

昨日の更新の後、すかさず雨が降り出した山陰地方。

天の神様が『空気を読んだ』のかどうか、それはともかく。

今日は新聞記事から拾ってきた話題について考えます。


昨年の秋に起こった(元)横綱による暴力で、現役力士が負傷・休場した事件を受けて

第三者による『再発防止委員会』的な組織が、相撲協会のほぼ全員に聞き取りをして

その結果と再発防止策の提案を、相撲協会に対して行ったとのことです。

新聞記事では、次のような項目について調査を行い、その結果と考察が載っていました。


・暴力を受けたことがある・・・5.2%

・(『受けた』者のうち)入門から3年以内・・・87.8%

・暴力を振るったことがある・・・8.0%

・(『振るった』者のうち)入門4~6年目・・・50.0%

・(『振るった』者のうち)過去に暴力を受けたことがある・・・84.9%


これらの数字から、相撲部屋における暴力でありがちなケースとして

『入門4~6年目の先輩力士が、入門3年以内の後輩力士に暴力を振るう』

という図式が見えてくる、と分析されていました。

また、実際に暴力を振るう場面としては相撲の稽古中よりも

相撲部屋での生活態度や規律に対する『指導』が多かった、といいます。


・・・これって、相撲の世界に限った話ではない気もしてきます。

『先輩が後輩に』、『仕事(練習)以外の場で』、『態度が悪いから』、暴力を振るう(精神的に痛めつける)。

学校の部活とか会社の部署内とか、これと似たような話はよくあるような。

(その世界の中では)強い立場があって、相手の行動に強制や制限をかける権利を持つ側が

理屈や能力で従わせられないときに『最後は暴力に訴えてでも・・・』と考えてしまうのは

ある意味、群れ(と上下関係)を作って生きていく『動物の本能』の部分なのかもしれません。


だからと言って、暴力が肯定されていいとは私は思わないし、ある程度抑止することはできると思います。

注目したいのは、先程挙げた調査項目の最後の部分。

『加害者のうち約85%は、過去に被害者だった経験がある』


先輩から暴力による指導を受けた力士が、自分に後輩ができると暴力による指導を行ってしまう。

一見すると理不尽なことに思えますが、これが『暴力の再生産』といわれる現象で

暴力を受け続けると、無意識のうちに『暴力は問題解決の手段である』と刷り込まれてしまい

いずれ自分が強い立場に立った時、それを再現してしまうメカニズムがあるらしいです。

いじめや児童虐待の背後にも、これと似た問題が潜んでいるのでは・・・という指摘もあります。


だとすれば『暴力では本質的な問題解決にならない』ことを

それぞれの立場で折に触れて意識するのが、遠回りに見えて1番の近道なのかも。

あとは、外から『暴力はおかしいよ!』と諭してくれる存在がいることも効きそう。

そして『自分がされて嫌なことは他人にもしない』と、自分を律して冷静に構える心を持ちたい。

今すぐには無理でも、暴力を受けて辛く悲しい思いを抱える人が、一人でも少なくなることを願って。


では。





コメント
▼この記事へのコメント<(あれば表示)

■ コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

▼この記事へのトラックバック(あれば表示)