FC2ブログ
そのブログ、雑食系につき ~新・気づかれないうちに~
1000回を節目に、プチリニューアル。 日記とか雑談がメイン、たまに戦国時代・時事ネタ・人生観など。
【関心事】ああ稀勢の里・・・ 荒磯親方としての”第二の人生”に幸多かれ。

こんばんは。

うちの父は今日の午前中に入院し、明日の9時から手術を受ける予定です。

手術自体は3時間程度かかりますが、お腹を大きく切る手術ではないため、早ければ翌日には食事や歩行ができるそうです。

明日の手術中は母と一緒に病院の控室で待機し、無事に終わってくれることを願うのみです。

手術が終わって状況が落ち着いたところでブログを書くつもりですが、そこで良い報告ができればと思います。


ところで・・・ すでにご存知の方も多いとは思いますが。

大相撲初場所4日目を迎えた今日、初日から3連敗中だった横綱・稀勢の里関が現役引退を表明しました。

途中休場した昨年の九州場所終了後には、横綱審議委員会から『激励』の決議を受け、まさに『復活か引退か』という土俵際に追い込まれていた稀勢の里関。

”最後のチャンス”として土俵に上がった初場所でしたが、かつての力強い相撲を見せることはできず3連敗。 昨日の夜、部屋で師匠に引退の意向を伝えたそうです。

おととし(平成29年)の初場所で悲願の初優勝を果たし、19年ぶりの”日本出身横綱”として多くの相撲ファンを喜ばせた彼は、それからわずか2年で土俵を去ることになりました。


横綱に昇進した直後の平成29年春場所13日目、横綱・日馬富士(当時)との対戦で左の腕や胸の筋肉に大ケガを負い、得意としていた形の相撲が取れなくなった稀勢の里関。

「治るまではじっくり休んで」という周囲の声もあったようですが、新横綱としての使命感からか翌日も土俵に上がり、結果的には2連覇を果たします。

しかしそれがかえってケガの治りを悪くしてしまったのか、次の場所からは力を発揮できない相撲が増え、毎回のように途中休場を余儀なくされる展開に。

平成30年に入ってからは3場所連続(半年間)で全休し、ケガの治療に専念したのですが、一度衰えてしまった筋力や相撲勘を取り戻すことは容易ではなく

復帰した秋場所こそ10勝を挙げたものの、この場所の千秋楽から昨日まで『横綱が相撲をとって8連敗』という歴代ワースト記録を作ってしまいました。

相撲協会の親方やマスコミ・評論家、そしてファンの間でも「もうダメではないか」という声が日に日に大きくなってきていた事も、本人には分かっていたのかもしれません。


ブログ主自身も、この引退に関しては『残念』と『仕方ない』の気持ちが入り混じっています。 それ以上はどうこう言うつもりはありません。

代わりと言っては何ですが、稀勢の里関の横綱昇進後(+横綱昇進の直前2場所)の星取表と、現役での成績をまとめておきます。

1011121314成績備考
平28九 大関12勝3敗
平29初 大関14勝1敗初優勝
平29春 横綱13勝2敗優勝②
平29夏 横綱6勝5敗4休
平29名 横綱2勝4敗9休
平29秋 横綱全休
平29九 横綱4勝6敗5休
平30初 横綱1勝5敗9休
平30春 横綱全休
平30夏 横綱全休
平30名 横綱全休
平30秋 横綱10勝5敗
平30九 横綱5敗10休
平31初 横綱4敗引退


横綱通算(12場所) 36勝36敗(うち不戦敗6)97休 優勝1回

大関通算(31場所) 332勝113敗(うち不戦敗1) 優勝1回 準優勝相当(同点含む)11回

幕内通算(85場所) 714勝452敗97休 殊勲賞5回 敢闘賞3回 技能賞1回 金星3回

現役通算(101場所) 800勝495敗97休  
 ※出典:日本相撲協会公式ホームページ、相撲レファレンス


横綱になってからの勝率が”ちょうど5割”であった事に、否定的な評価をする向きはあるようです。

『負け越しても番付が下がらない』横綱は、裏を返せば『負け越しは断じて許されない』という使命を背負って土俵に上がっているのですから。

その一方で、横綱に上がる前の5年間にわたって大関の地位を務め上げ、その間に負け越しがわずか1度しかなかった(※)のも事実。

大関は『2場所連続で負け越すと関脇に落ちる』決まりで、最近は毎場所のように『カド番(先場所負け越した大関)』という言葉が使われていますが

稀勢の里関にとって『カド番』という言葉はほぼ無縁であり、現役力士の中で屈指の実力を持っていたのは間違いないでしょう。

(※)負け越した唯一の場所も14日目まで7勝7敗で、場所中に傷めた右足親指の痛みがひどくなったため千秋楽は休場、不戦敗となった。


そして、もう一つ稀勢の里関を支えた要素として注目したいのが『横綱昇進までの戦績に”休み”が一つもなかった』こと。

厳密には前段の(※)に書いた通り『千秋楽に1日だけ休場』しているのですが、星取表の上では『■(不戦敗)』となるため”休み”にカウントされていません。

言うまでもなく相撲は”ケガ”の危険と常に隣り合わせの競技であり、一つのケガが力士の人生に深刻な影響を残すこともあります。

稀勢の里関もその運命を背負ってしまうことになったのですが、横綱昇進まで休場に追い込まれるようなケガをしなかったのは

丈夫な体に恵まれ体調管理もできていたのだろうし、だからこそ横綱に昇進することができたと言えるのではないかと思います。

それだけに『あの大ケガさえなければ・・・』と悔しがるファンも多いのでしょう。 ”スポーツと歴史に『たら』『れば』は禁句”と自分自身に言いながらも・・・


長々と書いてきましたが、最後に稀勢の里関の今後について。 相撲の世界からきっぱり離れるかというと、そうではないようです。

今日午後から行われた相撲協会の理事会で、現役引退と同時にもう一つの承認がなされました。

稀勢の里関が現役時代に獲得していた『年寄株(引退後、親方として協会に残る権利)』の効力により、『荒磯親方』を名乗ることになったのです。

ニュース記事などによると、当面は力士として所属していた”田子ノ浦部屋”にそのまま残り、大関・髙安など現役力士の指導にあたるということです。

また、初場所が終わって落ち着いた頃にはテレビや雑誌の取材が殺到するかもしれません。 番組出演の依頼も来るでしょうか。

”横綱の責任と重圧”から解放された稀勢の里関改め荒磯親方が、これからどのような(土俵では見られなかった)表情を見せてくれるのか、楽しみです。


稀勢の里関、本当にお疲れさまでした。 荒磯親方、これからの相撲界をよろしくお願いします。


長記事となりましたが、今日はこのへんで。

にほんブログ村 その他日記ブログ まったりへ
にほんブログ村




コメント
▼この記事へのコメント<(あれば表示)
こんばんは、はじめまして。
私も稀勢の里さん、影ながら応援してました。「一片の悔いもございません」は本当にそうだと思います。
横綱になる前の実績ももちろんですが、連続優勝の後の茨の道を懸命に歩いた。
そんな横綱の姿もまた確かに輝いていたと思います。
お疲れさまと心より思います。
ミーハーファンの駄文失礼しました。
2019/01/17(木) 20:38:54 | URL | byりんご村のシルル (#-) [ 編集]
Re: タイトルなし
りんご村のシルル さん
訪問とコメント、ありがとうございます。

稀勢の里関は、生真面目とか愚直とも言えそうなほどに相撲に真剣に取り組み
大事な一番に負けて何度もチャンスを逃しながら、ついに優勝&横綱昇進をつかんだ。
そして連覇と引き換えに大ケガを負い、復活を期待する声に応えようと土俵に上がり続けた・・・
かつての魁皇さんや旭天鵬さんのような「なぜか応援したくなる」要素を持った力士だったと思います。

近い将来、稀勢の里関に憧れて相撲を始めた少年が荒磯親方の部屋に弟子入りし、土俵で活躍する・・・
それが、稀勢の里関を長く応援してきたファンが描いている未来なのかもしれません。

私も普段は上位陣と地元力士(隠岐の海関・石浦関など)の結果のみ確認する程度の浅いファンですけど
時間と書きたいネタがある時はそれなりに書けると思いますので、また見に来てやってください。

> こんばんは、はじめまして。
> 私も稀勢の里さん、影ながら応援してました。「一片の悔いもございません」は本当にそうだと思います。
> 横綱になる前の実績ももちろんですが、連続優勝の後の茨の道を懸命に歩いた。
> そんな横綱の姿もまた確かに輝いていたと思います。
> お疲れさまと心より思います。
> ミーハーファンの駄文失礼しました。
2019/01/18(金) 17:54:52 | URL | byまこな。 (#-) [ 編集]

■ コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

▼この記事へのトラックバック(あれば表示)