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そのブログ、雑食系につき ~新・気づかれないうちに~
1000回を節目に、プチリニューアル。 日記とか雑談がメイン、たまに戦国時代・時事ネタ・人生観など。
【人生(仮)】人が誰しも抱くであろう喪失感・・・ 頑張ったら克服できるものなの?

こんばんは。


たまたま親が見ていたテレビのワイドショーで、久しぶりに『ゴミ屋敷の住人』という話題を見ました。

今回取材されていたケースでは、当事者は80歳前後の男性で一人暮らし。 昔はお店を営んでいたが、廃業して現在は無職。

母親と死別した30年ほど前から屋外で拾ったゴミを自宅に持ち帰るようになり、現在ではゴミが自宅の外まであふれだす状態。

近所付き合いも皆無に近く、むしろ近隣住民からは迷惑がられている様子。 行政も定期的にゴミ出しの指導やゴミの撤去を行っているが、効果は無し。

取材したテレビ局のディレクター?の問いかけにも答えたり答えなかったりで、心のどこかに”孤独感”や”絶望感”を抱えた人物のように見えました。


・・・これだけを読んだ限りでは『単なる怠け者じゃないか』とか『近所に住んでいて欲しくない』みたいに感じる人も、多いのかもしれません。

自宅からあふれ出すほどにゴミを溜めこみ、それが近隣にも悪い影響を与えているとなれば、本人の思考や習慣に課題を見出す必要もあるのでしょう。

そしてブログ主だって(このように書いているという事は)そういう印象も抱きましたし、それが人間として抱いてはいけない感情だとも言い切れません。

とはいえ、ここで放送された10分ほどのVTRだけで、彼が彼なりに懸命に生きてきたであろう80年の人生を『無駄な人生』と断じることは、私にはできません。

それは誰の人生に対しても言えることですし、ブログ主自身の37年の人生についてもそうであって欲しいと感じることです。


ここからはあくまでブログ主の見解に過ぎませんが・・・


この男性がゴミを集め続けて手放せないのは、”失ったものの埋め合わせをしたいから”ではないだろうか? と思いました。

今は年老いた彼にも若い頃があり、おそらくですが商売や家庭生活で”自分は恵まれている”と感じた時間があったことでしょう。

しかし、歳をとるにつれて失うものは増えるといいます。 彼の場合も仕事を失い、体力を失い、そして最愛の母親を失いました。

そして人は、失ったものや満たされないものを他の何かで埋め合わせようとする・・・ 健康な人なら”ストレス解消”とでも言いましょうか。

美味しい物を食べる(食べ過ぎ注意)、好きな本や音楽を楽しむ、心置きなく睡眠をとる・・・あたりなら『まぁ健全な趣味』と言えそうですが

中には”酒”や”タバコ”に”薬物”といった中毒性の高いモノだったり、特殊な対人関係や宗教への没入、最近ではネットやゲームへの依存など・・・

疲れた人や自信を失った人を手ぐすね引いて待ち受ける”手っ取り早い快楽”に手を染めてしまう人も、現代では増えているように感じます。


そして、今回の彼の場合は”ゴミを集めること”で満たされないココロの隙間を埋め、一種の安心感を得ているのではなかろうか・・・と。

それが道徳的・住民感情的に望ましいかどうかの議論はあるかと思いますが、それ以外の方法を見出す事も今の彼には難しいのかもしれません。

また、ブログ主の親より上の世代が『モノがあればあるほど豊かで幸せという価値観』の中で育ったことも、多少なりとも影響しているのかな・・・とも。

いずれにせよ、身寄りも知り合いもいない当事者だけで解決できる問題ではもはやなくなっていて、行政なり福祉の介入が不可欠だとは思えました。

『自業自得だ、消えてくれ』と冷たく見放すのも一つの”答え”ですが、それが”正解”だという世間の空気になって欲しくはないのが正直な想いです。


人口減少と高齢化そして”孤立化”が進むであろうこれからの日本では、自分だけはこの男性のようにならないという保証はどこにもないのですから。

頑張っても自分ひとりで立てなくなったとき(身体的か経済的か、あるいは社会的にか)、支えてくれる存在がいつでも側にいるとも限らないのですから。

自分の中に芽生えている”満たされない気持ち”にフタをせず、向き合って、埋め合わせる方法はよく考えて。 

外から差し伸べられる手を振り払わずに。 そして、いつかは自分が誰かに手を差し伸べられる存在になることを夢見て。


・・・仕事もしてないのに何カッコつけてんだ、と自分でも思いますが。  久々の【人生(仮)】ネタということで、許してくださいませ。

ではー。

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