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そのブログ、雑食系につき ~新・気づかれないうちに~
1000回を節目に、プチリニューアル。 日記とか雑談がメイン、たまに戦国時代・時事ネタ・人生観など。
【戦国時代】戦国乱世の終焉~『なるはや』戦国・終章~

10回にわたって続いた『なるはや』戦国特集、今回の記事が最終回となります。


「織田がつき、羽柴がこねし天下餅、座りしままに食らう徳川」

戦国時代の権力の移り変わりを端的に表したものとして、知られている短歌です。

この短歌が示す通り、織田信長から豊臣(羽柴)秀吉に受け継がれた

天下統一の系譜は、徳川家康へと渡っていくことになります。

同時に、応仁・文明の乱からおよそ150年にわたって続いた戦国乱世も、

徳川家による江戸幕府の成立によって、その役目を終えていくのです。

それでは、秀吉の死からの過程を見ていくことにしましょう。


秀吉の死後、政権の意思決定を担う五大老(ごたいろう)筆頭の徳川家康と

政策などの実務を担当した五奉行(ごぶぎょう)筆頭の石田三成(いしだみつなり)の対立が表面化します。

石田三成は合戦よりも政治の面で手腕を発揮し、秀吉の天下統一を助けました。

その反面、合戦を得意とする武将たちからの評判はあまり良くなかったようです。

豊臣家の臣下という立場ながら他の大名を圧倒する実力を持ち、次の天下人の座を狙う家康は

婚姻政策(※1)などを駆使して足場を固める一方、三成に反感を持つ武将を取り込み、決戦の時を待ちます。
※1:豊臣政権下では大名間の勝手な婚姻は認められていなかったが、
   家康は公然とこれを行い、三成らの反発を促したともいわれる



1600年、家康は「謀反の疑いあり」として会津の上杉家を討伐する軍を発します。

これに反応して三成が家康に対して挙兵すると、

家康は諸将に自分への協力を約束させた上で軍を西へ向かわせ、

9月15日、「関ヶ原(せきがはら)の戦い」が勃発します。


家康率いる東軍およそ7万4千、三成の西軍およそ8万4千(諸説あり)。

兵力では西軍が優勢でしたが、家康に内通していた毛利勢の不参戦や

同じく家康に通じていた小早川秀秋らの寝返りもあり、わずか1日で東軍が勝利。

三成ら西軍の有力者(※2)は処刑され、豊臣家の勢力は大きく傾きます。
※2:西軍の総大将は毛利輝元(もうりてるもと)が務めたが、本人は大坂城にいた。
   戦後、輝元本人は無事だったが、毛利氏は大幅に領地を減らされることになる



家康は関ヶ原の戦いの結果に従って諸大名の領地替えや加増、取りつぶしなどを行った後

1603年に征夷大将軍に任ぜられ、江戸に幕府を開きます。

これまで触れていませんでしたが、秀吉が関東の北条氏を滅ぼした後に

家康は三河を離れ、関東に領地を与えられていたのです。

その後家康は将軍職を息子の秀忠(ひでただ)に譲り、徳川氏による支配体制がほぼ完成しました。

豊臣秀頼やその母の淀君(よどぎみ、浅井長政の長女)はこれに反発しますが、

もはや家康に真っ向から対抗できる者はいなくなっていました。


1614年、家康は豊臣家に引導を渡すため、半ば言いがかりのような形で(※3)

豊臣家を挙兵させ、これを討つため大坂城へ出陣します。
※3:ある寺に納められた鐘に刻印された「国家安康」の文字が
   家康の名を呪ったものだとして豊臣家に謝罪を要求したとされる


全国の大名を動員する家康に対し、豊臣家は全国から浪人衆を集めて対抗する構えを見せます。

豊臣軍は真田幸村(さなだゆきむら)らの奮闘もあり一度は講和となりました(大坂冬の陣)が、

翌年には工作によって堀を埋めさせた上で徳川軍が再度攻撃を行い、完勝をおさめます(大坂夏の陣)。

豊臣秀頼と淀君は自害、豊臣家は滅亡し、ここに徳川家による天下統一が完成します。

そして1616年、全てを見届けた家康は、その生涯を閉じました。

彼が残した治世は、およそ250年にわたって続いていくことになるのです。


というところで、今回の戦国時代特集はおしまいです。

ここまで読んでくださった皆様、本当にお疲れさまでした。


今回の記事はあくまで歴史の流れを「ざっと見」する目的なので、

「期待したより内容が薄い!」と感じられたり、

「▲▲と書いてあるがそれは違う!本当は●●だ!」という意見を

お持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、

一人でも多くの方に戦国時代に対する興味や関心を持って頂けたのであれば

この記事を書いた甲斐があったというものです。
もっと詳しい情報なら、ネットで検索すればいくらでも見つけられますし…


コメント等いただければ、大変に喜びます。

また、今後の記事についてのリクエストも受け付けております。


重ねてになりますが、本当にありがとうございました。

これからも「気づかれないうちに…」をよろしくお願い申し上げます。


前回  9章 秀吉の天下統一 へ戻る

     1章 戦国時代の胎動 から読む






コメント
▼この記事へのコメント<(あれば表示)
読破しました‼
一気に読ませていただきました。
分かりやすく纏められていて凄く読みやすかったです。
僕は西洋の中世の歴史なんかに興味があって結構自分で調べたりしてたのですが、これを期に日本の歴史も調べてみようと思います。
記事の更新また楽しみにしてますm(_ _)m
2015/11/16(月) 12:02:52 | URL | byニカ (#-) [ 編集]
Re: 読破しました‼
ニカ さん
コメントありがとうございます。

> 一気に読ませていただきました。
> 分かりやすく纏められていて凄く読みやすかったです。
早速ご感想を頂き、感謝です。
このブログでは、歴史にあまり興味が無い方が読むのを前提で
できるだけ分かりやすく書くことを心がけていますので、
こうしたご感想はとても励みになります。

> 僕は西洋の中世の歴史なんかに興味があって結構自分で調べたりしてたのですが、これを期に日本の歴史も調べてみようと思います。
ニカさんも歴史に興味がおありなのですね。
私は西洋の方は詳しくないので、良かったらいろいろ教えてください。
ブログの方も、また訪問させて頂きますね。
2015/11/17(火) 20:02:47 | URL | byまこな。 (#-) [ 編集]

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