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そのブログ、雑食系につき ~新・気づかれないうちに~
1000回を節目に、プチリニューアル。 日記とか雑談がメイン、たまに戦国時代・時事ネタ・人生観など。
【雑感】仕事のモチベーション ~「テルマエ・ロマエ」から~
こんばんは。 まこな。です。

一週間が始まりましたね。


先日の日記にも書いたのですが、

「テルマエ・ロマエ」という作品があります。

今日は、この作品について考えたことを書きます。

少し固い話になりますが、お付き合い下さると幸いです。

長いので、続きはこちらから。
‐‐‐‐‐‐



まず、作品のあらすじを簡単に。


「テルマエ・ロマエ」は紀元前のローマ帝国が主な舞台。

主人公のルシウスは、風呂の設計を専門とする技師です。

当時のローマでは、すでに水道や風呂の文化があり

日本の銭湯のような公衆浴場が街のいたるところに設置されていました。

風呂の設計に関して確かな能力と情熱を持つルシウスは、

知り合いや同業者から新しい浴場のアイデアを求められるうち、

ひょんなことから現代日本の銭湯へワープしてしまいます。

そこで出会った目新しいアイデアの数々をローマへ持ち帰り、

それらを活かした新しい公衆浴場は大人気となります。

その後も、事あるごとにローマと日本を行き来するルシウス(風呂限定)

やがて彼の評判は、時のローマ皇帝の耳にも届くようになり…


続きが気になった方は、ぜひ映画か原作漫画をご覧ください(笑)


さて、私が今日の記事で注目したいのは

ルシウスの仕事に対する考え方です。


ルシウスは、知り合いや同業者、果ては時の権力者からも求められ

新しい風呂や浴場の建設に取り組み、その都度成果を出しますが

彼が自分自身の名声や報酬について口にするシーンは見当たりません。

その代わり、仕事を受けたときに必ずといっていいほど出てくるセリフが


「ローマの浴場文化のために、私に何ができるのか?」

「ローマ帝国の平和と繁栄のため、この仕事をやり遂げねば!」



という内容の言葉です。

今風に言えば「意識が高い」ということかもしれませんが、

このような考え方は、興味深いものだと思いました。


私が仕事でたまにお会いする大学の先生から、

次のような言葉を頂いたことがあります。


「報酬や名誉など、自分の利益を第一に考えて仕事をすると

 長続きはしないし、誰のためにもならないことが多い。

 人の欲にはきりがないし、そのうち慣れてしまうからだ。

 しかし、自分の仕事で周りの人や社会がより良くなると考えると、

 仕事にやりがいが出て、自分も成長しながら仕事ができるようになる。」



この言葉が、まさにルシウスにあてはまる気がしたのです。

別の時代と場所にタイムワープするという

普通では考えられない状況に置かれても、

ルシウスは(最初はとまどいながらも)

「これは、ローマの浴場にも利用できないか?」

「なぜ、この文明(現代日本)はこれだけの技術を開発できたのか?」

と、自分の事より風呂やローマのことを考える態度を見せています。


「主人公とはそういうものだ」といってしまえばそれまでですが、

もし彼が自分のことにしか興味の無い人間であったら、

この物語は台無しになってしまうでしょう。

ルシウスの仕事に対する真摯な姿勢と考え方が、見る人の心に響いたというのも

(加えて、それらを滑稽さも交えて描いたことも)

この作品が多くの人に支持される理由ではないかと思ったのです。


翻って、現代の私たちはどうでしょうか。

自分の目先の報酬や出世が第一になってはいないでしょうか。

自分の仕事に、目標や譲れない信念があるでしょうか。

共に働く仲間やお客さん、あるいは取引先の方の顔が見えているでしょうか。

自分の仕事が、周りにどんな影響を与えているか考えているでしょうか。

自分が所属する組織や地域社会、ひいては日本全体のことを考えたことがあるでしょうか。



…偉そうなことを言って申し訳ありません。

私自身、これらができているとは思っていません。

日々暮らす分のお金を稼ぐため、家と職場を往復する毎日です。

仕事をしても、それが何のためになるのか分からない現代社会の状況も

痛いほど感じています。


でも、『このままではいけない』という気持ちも持っています。

すぐにはルシウスのようにはなれませんが、

まずは、身近なところから少しずつ変えていくこと。

書類の一枚でもいい、誰かにお礼を言うだけでもいい。

今日の仕事が、どこかで何かの役に立つように。

自分の仕事で、どこかの誰かに感謝してもらえるように。


ささやかなことですが、そういう目標を心の片隅に持って

今週も仕事を頑張りたいと思います。


長文にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。

皆様にとって、明日も良い一日でありますように。




コメント
▼この記事へのコメント<(あれば表示)
こんにちは

確かに事をなすのに大義名分があると続きやすいですね。
ベンチャーでも経営理念が誰かのためですとか世の中をよくする
というように他人のためにとなっているとながくつづくと。

物事を俯瞰して観察することもたいせつですね。

貴重な記事ありがとうございました。
2015/06/23(火) 07:40:15 | URL | bykids (#-) [ 編集]
Re: タイトルなし
kids さん

まこな。です。
コメントありがとうございます!

> 確かに事をなすのに大義名分があると続きやすいですね。
> ベンチャーでも経営理念が誰かのためですとか世の中をよくする
> というように他人のためにとなっているとながくつづくと。
>
> 物事を俯瞰して観察することもたいせつですね。

文中に出てくる大学の先生というのが
まさにkidsさんが指摘していることを実践されておられる方で、
私も会うたびに勉強させてもらっています。

私自身は日々の仕事と暮らしに追われる未熟者ですが、
少しずつでも成長できるように努めていきます。

> 貴重な記事ありがとうございました。

冗長な文章になってしまってすみません…。
今後とも、よろしくお願いいたします。
2015/06/23(火) 19:21:40 | URL | byまこな。 (#-) [ 編集]
テルマエ・ロマエを観ましたがそんなところがありましたか。見落としていました。ありがとうございます。いい言葉だとおもいます。社会をよくするためには何をしたらいいとおもわれますか。私はゴミを拾う。陰口を言わない。この2点が徹底的にされたら、相当世の中はよくなると思います。私はそこだけは一人だけでも死守したいと思っています。
2015/06/23(火) 21:48:41 | URL | by丹後のきんちゃん (#-) [ 編集]
Re: タイトルなし
丹後のきんちゃん さん

まこな。です。
コメントありがとうございます!

「テルマエ・ロマエ」のルシウスはもともとの生真面目な性格に加えて
時のローマ皇帝からのオファーを受けたことで
自分を追い込むために記事のような考え方をしたのかもしれません。
あくまで想像の範囲ですが、興味深いことだとは思います。

> 社会をよくするためには何をしたらいいとおもわれますか。私はゴミを拾う。陰口を言わない。この2点が徹底的にされたら、相当世の中はよくなると思います。私はそこだけは一人だけでも死守したいと思っています。

「ゴミを拾う」「陰口を言わない」これらは大事なことだと思います。
私自身も、徹底していきたいですね。

あと、私が考えているのは「自分の行動が相手にどう思われるか、想像力を豊かにする」でしょうか。
自分勝手に行動するのではなく、かといって相手の言いなりになるのでもなく
「自分がされて嫌なことはしない」と言い換えられるかもしれません。
こうしたことができれば、世に多く起こる犯罪や迷惑行為の大半は防げると思っています。

…ネタに詰まって、たまに好き勝手なことを書く私が言えたことではないですが(汗)

長文失礼いたしました。
今後とも、よろしくお願いいたします。
2015/06/24(水) 06:08:58 | URL | byまこな。 (#-) [ 編集]

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