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【戦国時代】シリーズ「落日」第2章・5 船岡山は燃えているか? ~ショーグン・ウォーズ~

皆さま、こんばんは。

土曜日のこのブログといえば、そうですシリーズ「落日 ~室町幕府、終焉への道~」

第2章に入ってから、1回の記事で多くても4~5年くらいしか進んでいない気がしていて

私自身あと何回続ければ終わるのか見当もつかない感じになってきていますが、幕府滅亡まではいきたいと思います。


今日のお話は、「船岡山(ふなおかやま)の戦い」と呼ばれる室町幕府の将軍経験者どうしによる戦いがメインです。

もちろん、足利将軍家での内紛というよりは、それを裏から操って権力を握ろうとする細川氏を中心とした争いになります。

前回までの内容も踏まえつつ、1511年に起こった「船岡山の戦い」までを振り返ってみましょう。


室町幕府の主であった足利将軍家は、管領・細川政元(ほそかわまさもと)によって政治を動かす力をほとんど失いました。

そして、自身の養子たちによる家督争いに巻き込まれて政元が命を落とした後も、その状況は変わりませんでした。


政元が生前に家督を譲る意向を示していたという細川澄元(すみもと)は、

政元が擁立していた現職の将軍・足利義澄(よしずみ)を続けて支持し、家督争いで優位に立ちます。

一方、同じく政元の養子で、澄元に遅れをとった細川高国(たかくに)は、

中国地方の有力守護大名・大内氏に保護されていた前将軍・足利義尹(よしただ)に接近。

やがて、大内氏が大軍を率いて上洛すると、澄元と義澄の軍勢は敗れ、京から近江へと逃げていきました。


これにより、一度は『明応の政変(過去記事)』で京を追われた義尹(当時の名は義材)が再び将軍の座に返り咲き、高国は管領となりました。

もちろんその権力の後ろ盾として、大内氏の大軍がにらみを利かせていたのは言うまでもありません。

義澄と澄元も近江で黙っていた訳ではなく、何度も京奪還のための兵を進めましたが、いずれも大内軍に追い返されました。

さらに1509年には、義澄の命を受けた(諸説あり)刺客が義尹の寝床を襲い、義尹が辛くも撃退するという事件が起きています。

その間に澄元は、政元の養子に入る前の実家がある四国・阿波(現在の徳島県)へと戻り、高国打倒のための兵力を養うなど

室町幕府の主導権を巡るつばぜり合いは、義尹の将軍復帰で収まるどころか、ますます過熱していったわけです。


そして1511年。 両者の運命を大きく分ける「船岡山の戦い」へと突入します。

この頃になると、政治の主導権を巡る義尹と大内義興(よしおき)の対立が表面化し、大内軍を主力とする幕府軍にもほころびが見え始めました。

これを察知した義澄は近江から、また澄元は阿波から、それぞれ軍勢を率いて京を目指します。

二方面からの攻撃を受けた幕府軍は次第に押され、これを見た近畿各地の勢力も義澄・澄元の軍勢に次々と合流。

不利を悟った高国と義興は、義尹とともに京を脱出し、西の丹波(たんば、現在の京都府と兵庫県の一部)へと軍を退くことになりました。

意気上がる義澄・澄元陣営でしたが・・・『好事魔多し』と申しましょうか、まさかの事態が起こってしまいます。

これまでのパターンから想像がつく方もいらっしゃるかと思いますが、そうです。


足利義澄、近江にて急死(享年32)


近江に侵攻している最中に急死した9代将軍・足利義尚(よしひさ)過去記事】といい、この義澄といい

足利家の人間は、どうしてこうも大事なところで急に死んでしまうんですかね・・・。 何か因縁めいたものすら感じます。

もちろんインターネットやSNSなど無い時代、この情報が広まるまでにはそれなりの時間があったわけですが

それを鋭く嗅ぎつけた(であろう)細川高国と大内義興は、すぐさま反撃に転じました。


義澄の死からわずか10日後には、大内軍を主力とする高国陣営の兵が、澄元軍が京の守りの『要地』としていた船岡山を急襲。

大将を失ったこともあって士気も上がらない澄元軍はなすすべなく敗走し、高国軍は京を取り戻すことになります。

これで、(元)10代将軍・足利義尹(※)を室町幕府の将軍として戴く高国が、名実ともに政元の後継者の地位を手に入れたのです。
(※)この後『義稙(よしたね)』と改名。 一般的には『10代将軍=足利義稙』で通っている。

とはいえ・・・これで天下が丸く収まったのであれば、戦国時代は到来しないわけで。

まだまだまだまだ、一波乱も二波乱もあるのが室町幕府。 次回、高国の『短い春』が終わりを告げる・・・かも?

この続きは、また来週のお楽しみ。

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