そのブログ、雑食系につき ~新・気づかれないうちに~
日記、雑談、戦国、FX・・・まだまだ増えるかも? 気の向くままに言葉をつづります。
【戦国時代】シリーズ「落日」第3章・2 臣として、友として ~将軍・義輝を支えた男、細川藤孝~

こんばんは。

今週の土曜日も、連載シリーズ「落日 ~室町幕府、終焉への道~」をお送りすることができます。

記事で扱う時代もかなり下ってきて、取材に使う本やネットの情報量が増えてきたのは助かるのですが

それがかえって取捨選択と文章の編集を難しくしている面もあり、納得して頂ける内容になるかどうか不安もあります。

ですが一度始めた手前、尻切れになるのはもっとみっともないので、そこは頑張っていこうと思います。


さて、前回の記事からいよいよ第3章「最後の煌(きら)めき」に入ったわけですが

今日の記事では、一向に収まらない足利将軍家と細川管領家を中心とする権力争いから少し距離を置いて

この後の記事でも”キーパーソン”として活躍することになる、ある一人の武将を紹介したいと思います。

すでにタイトルにも名前が出てきていますし、これまでに紹介した人物に比べれば知名度も圧倒的に高いですので

細かい説明は抜きにして、さっさと本題に入ってしまいましょう。


1536年、室町幕府12代将軍・足利義晴の嫡男(跡取り息子)として生まれた足利義輝(よしてる※)

11歳になった1546年に、父・義晴から足利家の当主の座と将軍の地位を受け継ぎ、第13代将軍となりました。

(※)幼名(子ども時代の名前)は”菊童丸”、また将軍就任当時は”義藤(よしふじ)”と名乗った。

”11歳”というと、まだ子どものようで時期的に早い印象を受けるかもしれませんが、これには事情があります。

実は以前の記事でも触れた通り、義晴自身が将軍位に就いたのが11歳の時でした。

”自分が11歳の時でもできたのだから、任せても大丈夫だろう”と義晴が思ったかどうかはわかりませんが

早めに跡継ぎを決めておけば、”何かあった時に自分が助けに入れる”という利点もあったのかもしれません。


なお、義輝が生まれた3年後、後に”室町幕府最後の将軍・足利義昭”となる義輝の弟が生まれますが

彼は足利家代々の慣習に従い、お寺に預けられ武士ではなく僧侶として育てられることになります。

しかし、その運命が大きく捻じ曲げられることになろうとは・・・ と、これ以上のネタバレはやめて、話を進めましょう。


元服して”一人前の武士”となったばかりの『少年将軍』義藤の支えとなったのが、今日の主役でもある細川藤孝です。

名前を見ると分かる通り(この記事を参照)、”藤”の字は細川家の主君となる義藤から頂いたものです。

ただちょっとややこしいのが、藤孝は”細川”という苗字を名乗ってはいますが

「細川晴元」や「細川高国」、「細川政元」などこれまで大量に出てきた”細川家”の一族とは、また別の分家の人間だということです。


しかも彼の父親とされる『三淵晴員(みつぶちはるかず)』という人物も、元は”細川”の苗字だったのですが

他の家に養子に入れられて息子の藤孝を授かったのち、その藤孝を細川家の当主だった自分の兄の養子にするという

もう何というか、文章だけでは到底説明しきれない複雑な背景を持っているというだけ知っておいてもらえれば良いです。

(おまけに、巷の噂では「藤孝の本当の父親は、足利義晴」という説まであり、創作モノでは”義輝と藤孝は兄弟”なんて設定もあったりする)


この細川藤孝という人物は、戦国時代ファンの方なら一度は耳にした経験があろうかというほど知名度が高く

特に和歌・文芸の分野で著名な功績を遺したことでも知られておりますが、それはまだ当分先の話。

1534年に生まれた藤孝は(記録が正しいならば)義藤、のちの義輝より2歳ほど年上で

史料によると1549年、藤孝が16歳の時に”直接の主従関係”となったとされているようですが

先に紹介した三淵家、さらにその元となる(藤孝の先祖の)細川家が代々室町幕府に仕える家だったことから

義藤と藤孝の間にはそれ以前、おそらくは元服前から互いの父親を通じて面識があったのだろうと思われます。

菊童丸(義輝)が元服して”義藤”と名乗ったのとほぼ同時期に、”藤孝”という名前を名乗ったのもその関係の深さをうかがわせます。

これも想像の域を出ませんが、義藤にとって藤孝は生粋の家臣であり、同時に”頼れる兄貴分”という存在だったのかもしれません。

そして、のちに義藤改め義輝、そして室町幕府に災難が降りかかるとき、藤孝がその窮地を救う働きを・・・ おっと誰か来たようだ


というところで、今日は短めですがこれで終わりです。

次回は再び細川晴元が登場し、政局が荒れに荒れていきますのでお楽しみに(←おい)

にほんブログ村 歴史ブログ 戦国時代へ
にほんブログ村




コメント
▼この記事へのコメント<(あれば表示)

■ コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

▼この記事へのトラックバック(あれば表示)