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そのブログ、雑食系につき ~新・気づかれないうちに~
1000回を節目に、プチリニューアル。 日記とか雑談がメイン、たまに戦国時代・時事ネタ・人生観など。
【戦国時代】中国地方を覆う戦雲~戦国時代の中国地方12~
まこな。です。

今日は連載【戦国時代の中国地方】を進めます。
※これまでの連載記事はこちらから

前回、周防などを治める大名・大内家の当主であった大内義隆

重臣の陶晴賢(すえはるかた)に討たれるという事件が発生しました。

ここから、中国地方のパワーバランスは一気に変化していきます。

今回はその様子を見ていくことにしましょう。
‐‐‐‐‐‐



中国地方年代記 3

陶晴賢の行動

義隆を討ち、新たな当主として大内義長(義隆の姉の子で、元の名は大友晴英)を山口に迎えた晴賢は、

周辺の大内領の動揺を抑えるため、行動に出ます。

このうち、安芸については協力関係にあった毛利氏に呼びかけ、

安芸国内の反大内勢力を鎮圧するよう要請します。

毛利元就はこれに従い、安芸の諸勢力を攻略していきます。


そんな中、石見(いわみ)の三本松城(さんぼんまつじょう、島根県津和野町)を拠点とする

国人領主の吉見(よしみ)氏が晴賢を打倒するべく挙兵します。

吉見家当主の正頼(まさより)は、大内義隆の姉を正室に迎えており、大内氏に近い立場でしたが、

義隆を亡き者にした晴賢に対しては、かねてから反感を抱いていたのです。

この知らせを受けた晴賢は、すぐさま吉見氏討伐のために石見へ出陣します。

晴賢は合わせて、毛利元就にも石見へ出兵するよう使いを出しました。


毛利元就の行動

晴賢からの要請を受けた元就は、悩んでいました。

実は、晴賢と時を同じくして、吉見正頼も元就に救援を要請していたのです。

兵力の優位は晴賢にある、しかし主を討つという振る舞いに出た

晴賢に味方することに大義はあるのか…?

家臣の間でも意見が割れ、議論が交わされました。


そして、元就は一つの決断を下します。

「ここは吉見に味方し、手薄になった陶方の拠点を攻めるべし。」

毛利軍はこれまでの方針を一転させ、晴賢の勢力下にある安芸国内の城を攻め始めたのです。

元就の読み通り、手薄になっていた陶軍の拠点は次々と陥落していきました。

「まさかここで元就が背くとは…!」

驚いた晴賢は急いで吉見氏と講和を結び、元就を倒すべく周防へ引き上げるのでした。


尼子氏の動き

この頃、出雲の尼子氏でも動きがありました。

祖父の経久から当主の座を引き継いだ尼子晴久が、

自分の叔父にあたる尼子国久ら一族の武将を排除し、

彼らが中心となって率いていた精鋭部隊「新宮党」も解体してしまったのです。


この背景には、国久が晴久より年上で、戦での功績も多かったため

家中で自分勝手な振る舞いをするようになり、晴久にとって邪魔になったという説や、

毛利元就が尼子氏の勢力を削ぐため謀略を仕掛けたという説もありますが、

いずれにしても、これによって尼子軍の戦闘能力は大きく低下することになります。


・厳島合戦への布石

一方、元就の決断により、安芸国内の大半の城は毛利氏の勢力下に入りました。

これにより、晴賢と元就の衝突は避けられない状況になっていきます。

両者の戦力を比較すると、大内家の軍勢を引き継いだ晴賢に分がありました。

元就は戦力の不利を補うため、晴賢の部下で有能な人物と言われていた

江良房栄(えらふさひで)という武将に目をつけます。


元就は「房栄は裏で毛利元就と通じている」という情報を陶軍の中に流し、

さらには「もし戦になったら、自分は元就に味方する」という内容を

房栄自身が書いたように見せた偽の手紙を晴賢の側近のもとに届けさせるなど、

二重三重の工作を仕掛けます。

これにより「房栄は本当に毛利に寝返るつもりかもしれない」

疑心暗鬼に陥った晴賢は、房栄を処断してしまいました。


さらに、周防から安芸に侵攻した陶軍の先発隊は

少数の毛利軍に撃退されてしまいます(折敷畑の戦い)。

ここまでは、元就の狙い通りに事が進みます。

そして、ついに晴賢自身が2万の兵を率いて安芸へ出陣。

なおも兵力に劣る元就は、瀬戸内海に浮かぶ厳島(いつくしま)に

拠点となる宮尾城(みやおじょう)を築き、ここに晴賢を誘い出そうとします。


果たして、元就の狙いはどこにあるのでしょうか?そして、勝負の行方は?

次回、いよいよ一大決戦「厳島の戦い」です。




コメント
▼この記事へのコメント<(あれば表示)
初めまして
初めまして とある施設のとある施設長の呟き マジェスティと申します。

 いつもブログへの訪問ありがとうございます<(_ _)>

中国地方に住んでいながら意外と中国地方の戦国時代のこと知らなかったので非常に興味深く拝見させていただいております。
2015/07/15(水) 08:03:32 | URL | byマジェスティ (#-) [ 編集]
Re: 初めまして
マジェスティ さん

ご訪問とコメントありがとうございます!

> 中国地方に住んでいながら意外と中国地方の戦国時代のこと知らなかったので非常に興味深く拝見させていただいております。

マジェスティさんも、中国地方にお住まいなのですね。
中国地方の戦国武将だと、どうしても毛利元就の活躍が目立ちますが
他の武将や合戦などのことにも興味を持って頂けたら幸いです。
(私の地元の武将、山中鹿介も近日登場予定です)

またいつでもお越しくださいませ。
2015/07/15(水) 19:47:19 | URL | byまこな。 (#-) [ 編集]

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