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そのブログ、雑食系につき ~新・気づかれないうちに~
1000回を節目に、プチリニューアル。 日記とか雑談がメイン、たまに戦国時代・時事ネタ・人生観など。
【戦国時代】日本に実在する珍しい(?)苗字のお話。 ”お留守番”も立派な仕事?

こんばんは。

大型連載企画「落日 ~室町幕府、終焉への道~」がようやく先週で完結して、

次の戦国系記事はどうするか・・・と考えていましたが、「これだ!」と特集を組みたいほどの武将が見つからないので

一記事完結の細かすぎて伝わらない戦国ネタ選手権ひとりで勝手に開幕です。(元ネタの番組は終わっちゃいましたが)


その第1回目として、最近ブログ主が気になった武将を取り上げます。

サブタイトルがちょっとヒントになっていたのですが、ピンと来た方はいたでしょうか?


戦国時代の東北地方に『留守』さんという苗字の一族がいました。 ご想像通り『るす』と読みます。

現代でも『お留守番』とか『居留守』とか『留守番電話』とかで使われる単語とはいえ、苗字は初めて聞いたという方も多いのでは?

ところがどっこい、この『留守』という苗字の由来は、なんと鎌倉時代にまでさかのぼることができるといいます。


京の都や鎌倉といった『当時の日本の中心地』から遠く離れた、九州や東北の地まで役人が行き来するのは大変だということで、

その役人に替わって『現地に残って行政や治安を取り仕切る人』に、「留守職(るすしき)」という役職を与えたのが最初だとか。

そう考えると、現代でも使われる「留守」とほぼ同じ意味で使われていることが伺えますね。


そんな訳で、鎌倉幕府を開いた源頼朝から東北地方の「留守職」を与えられたのが井沢家景(いざわいえかげ)

その子・井沢家元(いえもと)が苗字を「留守」に改め、これが奥州留守氏のはじまりといわれています。 

そして、戦国時代に入る頃には家景から数えて17代目の留守顕宗(あきむね)が当主となっていたのですが

その跡を継いだ18代目・留守政景(まさかげ)の存在こそ、『留守』姓を語る上で外せないキーマンなのです。


この政景、実は戦国時代の東北地方で常に中心的存在であった伊達(だて)氏の出身。

後に東北地方の覇権を握り”独眼竜”とあだ名された名将・伊達政宗は政景の兄の子、つまり”叔父と甥”の関係になります。

もともと伊達氏と留守氏は領地が近かったこともあり、時にはいがみ合いつつも長い付き合いを続けてきました。

伊達氏が本格的な勢力拡大を始めると、留守氏を平和的に支配下に収めようとたびたび養子を送り(毛利元就の戦略と同じですネ)

政景も自身の兄で当時の伊達家当主・伊達輝宗の命により、留守氏当主・留守顕宗の養子に入ったというわけです。


その後、顕宗に替わって政景が留守氏の当主になると、留守氏は実質的に伊達氏の一門に加わり、政宗の東北制圧に貢献します。

しかし、小田原北条氏を攻略する軍に加わらなかったために豊臣秀吉の怒りを買い、留守氏の領地は没収されてしまいます。

とはいえ政景にとっては”実家”の伊達家に戻る絶好の機会であり、その後は”政宗の叔父”として伊達家の重臣に収まりました。

1600年、『関ケ原の戦い』と同時期に発生した『長谷堂(はせどう)の戦い』では、侵攻してきた上杉景勝軍(指揮官は直江兼続)を迎え撃つため

政宗から伊達軍の総大将を任されて出陣し、出羽(山形県)の大名・最上義光(よしあき)とともに見事に上杉軍を撃退しました。

そして、戦後処理が一段落すると『この際、伊達の姓に戻さないか?』と政宗から打診されてこれを受諾、

それ以降の政景の一族は”水沢伊達氏”として、江戸時代に続いたのであります。


なお、現代で『留守』姓の方は(諸説ありますが)数十名~200名と推計されており、やはり全国的には珍しい苗字になるようです。

『以前テレビで見た気もするなぁ~』と思いながら書いていましたが、ユーチューブで見つけました。こちらです。



懐かしいっすね、トリビアの泉。 当時の私もかじりついて見てましたよ。

確か「武田信玄は家臣(男性)にラブレターを送っていた」なんてネタも紹介されてた気が。

自分も「織田信長が自分の長男につけた名前が、”奇妙”とか送ろうか、と思ったこともあります(やりませんでした)。

もし読者の方オススメの”トリビア”というか豆知識があったら、調べて記事にするかもしれないのでコメント頂けると嬉しいです。


では、今日はこのあたりで。

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